ズルくないブログ

日々の出来事、気づいたこと、つぶやきその他諸々を備忘録がわりにのっけるブログです

サンライズ磐田トライアスロン 2019 in 竜洋大会 参加記録『序章』

それは1978年、ハワイでの出来事であった。

あるマラソンの表彰パーティにて、熱い議論が繰り広げられていた。

オープンウォータースイミング、自転車レース、マラソンのうちもっとも過酷なのはどれか?」

 

各々が持論を展開し、議論はヒートアップしてゆく。

「マラソンが一番キツイに決まっとる」

「溺れるリスクを考慮するとオープンウォーターだね」

「消費エネルギー的に自転車でしょう」

 

しかし議論は平行線をたどっていた。

いつまでたってもまとまりそうにない。

そんな中、ある男が口を開いた。

 

「じゃあ3ついっぺんにやって決めちゃえばいいじゃん」

 

 

かくして水泳、自転車、マラソンの3種目を続けて行う競技「トライアスロン(アイアンマンレース)」はハワイの地にて爆誕した(と言われている)……

 

 

 

 

 

 

 

知らない方のために一度説明をしますと、

 

トライアスロンとは

オープンウォータースイミング(海や湖などの野外で行う遠泳のことです)

・自転車レース

・マラソン

この3種目を続けて行う競技です。

 

基本的にトライアスロンと言えばいわゆるアイアンマンレース(スイム3.9km,バイク180km,ラン42.195km)のことを指しますが、最近ではショートディスタンス(スイム1.5km,バイク40km,ラン10km)などの短縮版も一般的です。

 

実は先日、このショートディスタンスのトライアスロンに私も参加してまいりました。

 

 静岡県磐田市で9/29に開催された

サンライズ磐田トライアスロン2019 in 竜洋大会』

 

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サンライズ磐田トライアスロン募集要項

 この大会は

スイム1km / バイク37km / ラン10km

 で、通常のショートディスタンスよりも若干短くとっつきやすいのです。

 

夏の最後の思い出に参加してまいりましたので、ブログに記録を残したいと思います。

 

【あいちトリエンナーレ2019】芸術の祭典にいってきました

あいちトリエンナーレ2019に行ってまいりました

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会場の外観を取り忘れたので、写真は(https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/20295)より引用

 

あいちトリエンナーレは2010年より行われている3年に一度の国際芸術祭です。


基本的にあいちトリエンナーレの展示作品の多くは、いわゆる現代アートです。そう、極彩色の絵の具をくっちゃくちゃにぶちまけたような絵だったり、不可思議な造形のオブジェだったりするアレです。

 

f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain草間彌生さんのかぼちゃなんかも有名ですね」

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直島の有名なかぼちゃ


 

 

現代アートの多くは一見すると意味不明です。最近注目されているバンクシーなんかも現代アートのひとつですが、あれはかなりわかりやすい方です。

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バンクシーの作品でもとくに有名なもの 画像は(https://media.thisisgallery.com/20188939)より引用

 

ただ、現代アートの面白いところはどんな作品にもなにかしらの「メッセージ」が込められている点です。それは社会風刺だったり、祈りだったり、抑圧された感情だったりします。注意深く作品を鑑賞していけば、そのような作者の意図のようなものが感じられることがあります(わからないことの方が多いですけど笑)。


そんな現代芸術の世界に行ってきましたので、その報告をします

 

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無数のぐったりピエロ群

 

f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain「!?!?!?!?!?!?!?」

 

さっそくぶちかましてくれました、あいちトリエンナーレ


これは愛知芸術文化センター会場の序盤の作品
どでかい部屋に無数のピエロの人形が、いろんな格好でぐったりしています。
これは「夢を見る/おならをする/お願いする/嘘をつくなどの、一人の人間が24時間のうちに行う45のふるまいを表現した」ものなんだそう。

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パッと見たかんじ人が入っているかのようなピエロ人形


にしてもなんでタイトルが「Vocabulary of Solitude (孤独のボキャブラリー)」なんでしょうか、なんでみんなピエロなんでしょうか、なんでみんなぐったりしているんでしょうか。「きらびやかな衣装をまとってはいても、人はみんな孤独でこっけいなピエロのようなものだぞ」というメッセージなのでしょうか。


まあそれはそれとして、他のお客さんたちはピエロと一緒に寝そべって写真を撮ったりしていらっしゃる様子。

 

ここで残酷な事実に気が付いてしまいました。

 

f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain「あれ、カップル率高くね!?」

 

なんということでしょう。
美術館って一人で来るものだと思っていましたが、あまりにも複数人で連れ立ってきている率が高い。私のように単身で乗り込んできている人などほとんどいないではないか。

どうやら一番のピエロは私だったようです。

 

f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain「くっっっっそ!!!!!」

 


気を取りなおして進んでいくと、この場に似つかわしくないものが目に飛び込んできました。

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唐突に現れた試薬

 

f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain「なんでDNase(DNA分解酵素)がこんなとこに?」

 

これは別にメインの展示物ではありません。ただ、個人的にびっくりしたので写真に収めたものです(あいちトリエンナーレでは多くの作品が撮影可です)。

これはDNAを分解するスプレーです。遺伝子に関しては専門ではないので詳しいことはわかりませんが、遺伝子実験をする際にコンタミ(外部から不要なDNAが紛れ込むこと)を防ぐ目的でつかわれるものです。当然、美術館にあるようなものではありません。

 

どうやらこれにもメッセージがあるようです。
この近くのモニターから「技術の発達により、1ナノリットル(1/1000000ミリリットル)の唾液から遺伝子分析によりたやすく個人の特定が可能。遺伝子にもプライバシーを。」という内容のビデオが流れていました。

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invisible

この展示物のタイトルがInvisibleであることからも、「遺伝子分析技術の発達による弊害を訴えている」ことが読み取れました。さらにこのエリアには3Dプリンターに関しても似たような展示がされており、「人類は発達させたテクノロジーを適切に使いこなせていますか?」という問いかけを感じ取ることができました。


このような「アートを通したメッセージの投げかけ」に触れていくと、普段素通りしてしまうようなことにも足を止めてみたくなります。これも現代アートのいいところだと思います。

 


そしてあいちトリエンナーレ2019で、ある意味最も話題となったコーナーまでやってきました。

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閉ざされた扉

 

「表現の不自由展・その後」です。

詳しい説明は省きますが、猛烈な抗議のためにわずか3日で展示が中止となったことで話題となりました。

 

f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain「なんか貼ってあるけど…」

 

どうやらこれは、さまざまな「自由を奪われた体験談」がつづられたメモのようです。

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なるほど、そんなことがあるのね…というようなメモがある一方

 

 

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f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain「何してんの笑笑笑」

 

一見すると、ただの変態じゃねーか!というようなものですが、確かに表現の自由を奪われたといえなくもないですね(?)。
とにかく世の中にはいろんな不自由があるようです。

その後も様々な作品を鑑賞しました

 

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無人偵察機グローバルホークのシルエット

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顔認証されるペインティング

 

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スマホ越しにキスするオブジェクト

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名古屋市美術館会場の作品たち

などなど…


f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain「はあ…もうムリ……」

 

最初に述べましたが、現代アートの醍醐味は注意深く作者の意図を読み取ることにあります。これはとても楽しい作業なのですが、いかんせん疲れる。これを3時間も続けていると最初のピエロのようにぐったりしてしまうのです。実際、会場である愛知県芸術文化センターにはベンチなどの休憩スペースが多く設けられており、ほかのみなさんもぐったりした様子で休憩していました(飽きちゃっただけかも)。

そんなこんなで、あいちトリエンナーレ2019を自分なりに楽しみ切ったと思います。

次に開かれるのは2021年。いまからちょっぴりたのしみです!

PCゲーム「gato roboto」がとてもよかったの巻

f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain良き人生は良きゲームと共にある」 ミケ猫クッション(19xx-)

 

 

私は生来のゲーム好きなので、休日は(平日も)結構ゲームをしてます

基本的にスマホゲーなんですが、最近はPCでsteamゲーをやることもあります

 

ある日

f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain「なんか面白いゲームないかなー」

 

とネットの海を漂っていた時、あるゲームに目に留まりました

 

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gato roboto

 

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プレイ画面

『本作の主人公は,船長と一緒に宇宙船に乗っていた猫のキキ。宇宙をパトロール中に放棄された軍事施設を発見した船長が調査のため,その星への着陸を試みていたとき,キキが猫らしい気まぐれで何かのボタンを押したせいで,宇宙船が墜落。体の小さなキキはどうにか宇宙船から出られたが,船長は船内に閉じ込められてしまう。

 こうなったら,もはや頼りになるのは自分だけ。船長と共にこの星を脱出するため,キキは施設に残されていたバトルスーツを装着して,危険がいっぱいの冒険に乗り出すことに…』

本作は「メトロイド」風の探索型アクションゲームで,キキは敵だらけの施設内を猫でも使えるバトルスーツに乗り込んで進んでいく。道中で襲い掛かってくるモンスターは,バトルスーツに装備された銃でやっつけよう。バトルスーツは施設内に隠されたモジュールを集めることでパワーアップし,障害物を破壊できるロケットを撃てるようになったり,2段ジャンプしながら攻撃もできるスピンジャンプが可能になったりする。』

出典:インディーズゲームの小部屋(https://www.4gamer.net/games/040/G004096/20190604106/

 

f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain「なんだその設定…どこから突っ込めばいいんだよ…」

 

 

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f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plain「めちゃ評価いいじゃん!?」

 

さっそく買ってプレイしてみると、すぐにsteamの高評価がサクラではないことを確信。

 

 

まず

「操作性が抜群」

これは重要です。移動、ショット、ジャンプくらいしかボタンはありませんが、アクションゲームである以上これはめっちゃ大事です。

私はコントローラー(このゲームのためにわざわざアマゾンで買った)でプレイしましたが、キビキビシャカシャカと軽快な操作感がたまらん

 

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↑ビュンビュンシャカシャカと猫が舞う

 

「探索要素」

メトロイドリスペクトというだけあってただの横スクロールアクションゲーではありません。結構しっかりとした探索要素も盛り込まれています。

隠し要素を全部きっちり回収するには、そこそこ広いマップを隅々まで埋めていかなくてはなりません。

もともと「マップ全部埋めないと死んじゃう病」を患っている私にはたまらんとです。

それに自機の動きが素早いゲームなので、探索もほとんどストレスなくこなすことができました。

 

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↑様々なアイテムが隠されている

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↑マップ一例 これと同じくらいの広さのエリアが他に3つくらいある


 

「カワイイ」

やっぱりこれが一番の魅力でしょう

たまりません

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↑にゃん?

f:id:nicolaspolice:20190915101627j:plainにゃああああああああ!!(語彙力喪失)」

 

 

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↑要所要所で挟まれる飼い主とのやり取りもいいですね

 

 

まとめ

総じてとても良いゲームだったと思います

バトルスーツだけじゃなく猫ならではのアクションもあり、とても斬新でした。

個人的にはストーリーも好き(ネタバレを避けるためここでは詳しく話しませんが…)。

ゲームが進み、施設の秘密がわかっていくにつれてシリアスになっていく感じも、衝撃のラストも、とても楽しめたかなと思います。

あと地味に日本語対応という点もグッド

 

ただ一つ不満があるとすればボリュームが薄いことかな!(3時間あればクリア可)

 

そんなわけでgato roboto

良きゲームでした!

 

開始

f:id:nicolaspolice:20190915101627j:image 「はじめまして!」

 

このブログが他人の目に触れることはまずないと思いますが…

 

私は冴えない大学院生。

ついに家と研究室の往復の日々に嫌気がさし、せっかくだし色々なことに挑戦してみよう!ということでその備忘録としてブログを開設しました。

基本的に自分のための自己満ブログなので底辺クオリティとなるでしょうが、どうぞよろしく!